男の子着物アレンジは難しいと考えている方も、少し見方を変えてみると様々なバリエーションが生まれてきます。
女の子ほどパーツの多くない男の子は、「着物の一部を別の洋風小物に変える」ことでアレンジができます。
そこに小物を足すことで、大正モダンなアレンジをすることができます。
着物→シャツ
着物は羽織の中に着るものなので、シャツに変えてもおかしくありません。
シャツはフォーマルな雰囲気も持っているので、礼装として使われる着物とでもうまく調和することができます。
子供っぽくかわいさを出したいときは柄のあるものを選んだり、反対色などでポップに仕上げても。
反対にシックで大人っぽい雰囲気にしたいときは色を使いすぎないことがポイントです。
羽織の色や柄によって、シャツの色を変えることでまとまりを持たせることができます。
羽織紐→リボン
羽織紐とは羽織が広がりすぎないようにとめるものです。
通常は白などの房がついたものを使いますが、アレンジを加えるなら違うものを使うのもいいです。
革ひもやリボンなど、ほかのものを使うことで遊び心を出すことができます。
草履→靴
草履はスタンダードですが、着物をシャツにして洋風にした場合は
足元も靴やブーツなど洋服よりのものに変えることでバランスが良くなります。
革靴やブーツなど、固めの素材のものが紳士的で好ましいです。
プラスアイテムでひと工夫
着物の一部を変えるだけでなく、アイテムを足すことでぐっとバリエーションを増やし、雰囲気を変えることができます。
・蝶ネクタイ
シャツにすれば超ネクタイをつけることができます。
大正モダンを思わせる紳士的な装いをつくることができます。
・スカーフ、マフラー
着物は首元がすっきりしているので、マフラーやスカーフなどアイテムを持ってきてもそこまでもたつきません。
マフラーであれば普通の着物の着こなし方でもプラスすることができ、簡単にイメージを変えることができます。
マフラーを巻くという季節感に合わせて、足元を靴に変えるとさらにアレンジ力があがります。
スカーフを巻く場合は色々な柄がありますが、着物の差し色になるか、邪魔しないような色味の物がベストです。
・帽子
スタンダードなアレンジです。
ハットやベレーを使うことで、イメージを変えることができます。
柔らかいく優し目の雰囲気にしたいときはベレー、大人な雰囲気にしたいときはハットがおすすめ。
・ブローチ
女性が使うイメージのあるブローチですが、男の子ももちろん似合います。
男の子の着物は黒などシンプルな色味が多いので、ワンポイントとしてさりげなくあわせることで
華やかさを足すことができます。
おわりに
一見難しそうな男の子のアレンジも、お洋服のように考えれば幅が広がります。
普通の装いではなく少し違いをつけたい、着物をもっとカジュアルに着てみたいという方はぜひアレンジをして
スタジオ撮影を楽しんでみて下さいね。